レチノール使用中は保湿ケアが大切なため、シートマスク(パック)を併用する方も少なくありません。
しかし、レチノールとシートマスクの順番を間違えると、十分な効果が得られない恐れもあるため注意が必要です。
本記事では、レチノールとシートマスクを併用する際の順番を解説しています。
レチノール使用中におすすめのシートマスクや、シートマスクを使用する際の注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
レチノールはシートマスクのあとに使用するもの
レチノールは油性が高いため、シートマスク使用後に乳液を塗布してから使用しましょう。
スキンケアは、基本的に油分の少ないものから多いものの順番で使用します。
レチノールはシワ予防やターンオーバーの促進に役立ちますが、人によっては刺激を感じやすい成分です。
肌への刺激を和らげる上でも、スキンケアの後半で使用することが推奨されています。
レチノール使用中にシートマスクを取り入れる場合のスキンケア手順
レチノール使用中にシートマスクを取り入れる場合は、次の順番でスキンケアをおこないましょう。
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クレンジングと洗顔
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化粧水
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シートマスク
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乳液
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レチノール美容液
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クリーム
1.クレンジングと洗顔
まずはクレンジングと洗顔をおこない、肌の皮脂や汚れを落としましょう。
余分な皮脂やメイク汚れを落とすことで、シートマスクの美容成分が浸透しやすくなります。
なお、ノーメイクで過ごした日でも皮脂汚れは発生するため、クレンジングはおこないましょう。
ダブル洗顔が不要なクレンジングをお使いの場合は、無理に洗顔をおこなう必要はありません。
ただし、肌のぬめりや洗い残しが気になる場合は、洗顔もおこないましょう。
洗顔料を使用する際はしっかりと泡立て、肌全体を包み込み優しくなでるように洗います。
ゴシゴシと擦るような洗い方は、肌に負担がかかるため避けましょう。
2.化粧水
クレンジングと洗顔が完了したら、化粧水で保湿をおこないます。
レチノール使用中は保湿がとくに大切なため、化粧水はたっぷりと使用しましょう。
化粧水は肌の乾燥や皮剥けを防ぐのみでなく、レチノールを浸透しやすくする上でも効果的です。
導入美容液やプレ化粧水を使用している方は、化粧水をつける前に塗布しましょう。
3.シートマスク
化粧水で肌をしっかりと保湿したらシートマスクをつけ、パッケージに記載の放置時間が経つまで待ちます。
シートマスクをつける際は、目元や口元や小鼻まわりに隙間ができないように気をつけましょう。4.乳液
パッケージに記載の放置時間が経ちシートマスクを剥がしたら、肌に乳液をなじませます。
美容液のあとに乳液を使用するケースもありますが、レチノール美容液を使用する場合は例外です。
レチノールは肌への刺激がやや強いため、先に乳液を塗布して肌の表面に油分の膜を作ることが推奨されています。
5.レチノール美容液
乳液を肌に塗布したら、レチノール美容液を使用しましょう。
乳液によって肌に膜ができているため、レチノールの刺激も和らぐ傾向にあります。
6.クリーム
レチノール美容液を肌に塗布したあとは、クリームでしっかりと保湿をしましょう。
レチノールの使い始めはA反応が起こる場合があり、普段より肌が乾燥しやすい傾向にあるからです。
【注意】レチノール配合パックの場合は手順が異なる場合も
レチノール配合パックを使用する場合は、スキンケアの順番が異なるケースがあるため注意が必要です。
たとえば、次のような順番でスキンケアをおこなう商品もあります。-
クレンジングと洗顔
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化粧水
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美容液
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乳液
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クリーム
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レチノール配合パック
基本的には、メーカーが推奨しているスキンケア手順を守りましょう。
メーカーの推奨する手順は、商品の効果を最大限引き出せるよう考えられたものだからです。
レチノール使用中におすすめのシートマスク
レチノール使用中におすすめのシートマスクは、次のとおりです。
- PDRN レシピクリアマスク
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グリーンティーレシピ カーミング グリーンマスク
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グリチルリチン レシピ カーミング パープルマスク
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ヒアルロン酸レシピ モイスチャライジング ブルーマスク
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ナイアシンアミドレシピ ホワイトマスク
いずれのシートマスクも保湿力が高く、レチノールのA反応で乾燥しがちな肌にしっかりとうるおいを与えます。
どれが自身に合うかわからない場合は、全種類を試せるトライアルパックもおすすめです。
それぞれの特徴や配合成分について、詳しく解説します。PDRN レシピクリアマスク
PDRNレシピクリアマスクは、PDRNと8種のヒアルロン酸を配合したシートマスクです。
PDRNとはサーモン注射で話題の成分で、サケの精子に含まれる幹細胞を培養して抽出しています。
ダメージを受けた皮膚に活力を与える効果が期待されており、肌を若々しく健やかに保ちたい方におすすめの成分です。クリアマスクはシートの密着感も高く、顔の凹凸にもぴったりとフィットします。
保湿のみでなく、ハリや弾力アップも期待できるシートマスクをお探しの方におすすめです。>>クリアマスクの購入はこちら<<
グリーンティーレシピ カーミング グリーンマスク
グリーンティーレシピ カーミング グリーンマスクは、敏感肌の方向けのシートマスクです。
メイン成分としてチャ葉エキスを採用しており、刺激を受けやすい肌を落ち着かせて健やかな状態へと導きます。
さらには、強い抗炎症作用を持つグリチルリチン酸ジカリウムに加え、次の肌荒れ防止成分も配合しているシートマスクです。
成分 |
期待できる効果 |
アラントイン |
・肌の炎症を鎮める ・傷ついた組織の修復 |
ツボクサエキス |
・肌の炎症を鎮める ・炎症後の色素沈着の抑制 ・肌の水分保持力を高める |
カミツレ花エキス |
・肌の炎症を鎮める ・紫外線から肌を守る |
2種のヒアルロン酸とパンテノールも配合しており、保湿力も申し分ありません。
シートは天然の食物繊維を使用したゲルタイプで、通気性と肌への密着力に優れています。
保湿力と肌荒れ予防、どちらも譲れない方におすすめです。
グリチルリチン レシピ カーミング パープルマスク
グリチルリチンレシピ カーミング パープルマスクは、敏感肌の方でも気軽に使用できるシートマスクです。
グリチルリチン酸ジカリウムを主成分としているため、グリーンマスクよりも高い抗炎症作用が期待できます。
グリーンマスク同様、アラントイン・ツボクサエキス・カモミール花エキスも配合しており、肌が荒れやすい方でも安心です。
保湿成分は、2種のヒアルロン酸とパンテノールを採用しています。
シートの素材は髪の毛の1/100の太さの極細糸でできた超極細繊維で、フィット感の高いシートマスクを求める方向けです。
パープルマスクには肌のトーンアップも期待できるため、乾燥や炎症が原因のくすみが気になる方にもおすすめします。
ヒアルロン酸レシピ モイスチャライジング ブルーマスク
ヒアルロン酸レシピ モイスチャライジング ブルーマスクは、ヒアルロン酸が主成分のシートマスクです。
分子の大きさが異なる8種のヒアルロン酸を使用しており、かさつきが気になる肌をしっかりと保湿します。
ナイアシンアミド2%とアデノシン0.04%も配合している点が、ブルーマスクの強みです。
ナイアシンアミドとアデノシンには、次のような効果が期待できます。
成分 |
期待できる効果 |
ナイアシンアミド |
・紫外線ダメージによるDNA損傷の修復を促進 ・活性酸素の生成を除去 ・メラニンの生成を抑制 ・肌トラブルの抑制 ・シワの予防 |
アデノシン |
・ターンオーバーの促進 ・シワの予防 |
保湿力の高さを重視する方におすすめのシートマスクです。
ナイアシンアミドレシピ ホワイトマスク
ナイアシンアミドレシピ ホワイトマスクは、ナイアシンアミドが主成分のシートマスクです。
シワ予防や肌トラブルの抑制、メラニンの生成抑制などが期待できるナイアシンアミドを、5%も配合しています。
なお、医薬部外品としてナイアシンアミドを配合する場合、配合量は0.0001%から3%までです。
しかし、化粧品にナイアシンアミドを配合する場合は濃度の規定がないため、配合量5%が実現しました。
さらには、ターンオーバーの促進やシワ予防に役立つアデノシンも、0.04%配合しています。
敏感肌の方でも気軽に使えるよう、次の肌荒れ防止成分も配合しました。- ツボクサエキス
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カモミール花エキス
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チャ葉エキス
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アラントイン
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グリチルリチン酸ジカリウム
シートは髪の毛の1/100の太さの超極細繊維で肌への密着力が高く、放置中にシートマスクが剥がれないようになっています。
ナイアシンアミド配合のシートマスクを使用したい方や、美肌ケアと肌荒れ予防を同時に叶えたい方におすすめです。
どのシートマスクにするか悩んだ場合はトライアルパックがおすすめ
どのシートマスクが自身に合うかわからない場合は、これまで紹介した5種がセットになったトライアルパックがおすすめです。
5種のマスクが1枚ずつ入って計5枚入り、価格は2,200円(税込)になります。
よりしっかりとお試ししたい方には、各種2枚ずつ入った計10枚入り4,400円(税込)もあるため、ぜひ検討してみてください。
シートマスクを使用する際の注意点
シートマスクを使用する際は、パッケージに記載されている使用時間と頻度を守りましょう。
使用時間を無視すると十分な効果が得られなかったり、かえって肌が乾燥したりする恐れがあります。
乾いたシートマスクは肌の水分を奪うため、使用時間に関してはとくに注意が必要です。
つい使用時間より長く放置してしまう方は、スマートフォンでアラームをセットしておくのがおすすめです。
シートマスクの使用頻度は商品によって異なるため、必ず確認しておきましょう。
配合成分によっては、毎日使用するとかえって肌の負担になる恐れがあります。
毎日使いを推奨している商品以外は、基本的には週1~2程度の使用が推奨されるケースが一般的です。
レチノール使用中はシートマスクを上手く取り入れよう
レチノールは油性が高い成分のため、シートマスク(パック)のあとに使用しましょう。
シートマスク・乳液・レチノールの順番で使用すれば、肌への刺激を和らげつつ十分な効果が期待できます。レチノール使用中は肌が乾燥しやすい傾向にあるため、肌のかさつきや皮剥けが気になる方はシートマスクを取り入れましょう。
高保湿のシートマスクをお探しの方には、ドクターオラクルのレシピマスクシリーズがおすすめです。
トライアルパックは全5種をまとめて試せるため、ぜひ自身に合うシートマスクを見つけてください。
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