レチノールには、皮脂分泌の抑制やターンオーバーの正常化などの効果が期待でき、本来であればニキビ予防に役立ちます。
しかし、人によってはレチノールでニキビが悪化する恐れがあるため、使用の際は注意が必要です。
本記事では、レチノールの使い始めにニキビができる原因と、ニキビが増えた場合の対処法を解説しています。
おすすめのニキビケア商品も紹介しているため、レチノールを使い始めてからニキビが悪化した方はぜひ参考にしてみてください。
レチノールの使い始めにニキビが悪化するのはA反応によるもの
レチノールの使い始めにニキビが悪化する理由は、ビタミンAを急に補うことで乾燥や赤みなどのA反応が起こるからです。なお、ビタミンAが不足している肌ほど、ビタミンAに対して過剰に反応する傾向にあります。
ニキビ肌の方は、レチノールのターンオーバー促進作用により肌内部のニキビが出てくる場合もあるため、ニキビが悪化したと思いがちです。
しかし、もともと肌にあったニキビが出てきているだけで、決してニキビが増えたわけではありません。
レチノールによるA反応は一時的なもので、肌がレチノールに慣れれば自然と治まります。
しかし、肌の乾燥はニキビの原因にもなるため、A反応が出ている間はとくに保湿ケアを入念におこないましょう。
A反応が治まるまでの期間には個人差がありますが、平均1~2週間ほど、長くても3~6週間ほどです。
あまりにもA反応によるニキビが長引く場合は、他の原因でニキビが発生している恐れがあるため、クリニックを受診しましょう。
A反応によるニキビの発生が心配な方は、まずは低濃度のレチノールから使用するのがおすすめです。
高濃度のレチノールほどA反応も強く出るため、ニキビができやすい方は濃度0.1%以下のレチノールから試してみましょう。
レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合の対処法
レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合の対処法は、次のとおりです。
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レチノールの使用頻度を落とす
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ニキビを抑制する化粧品を使う
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ニキビを触らない
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症状があまりにもひどい場合は使用を中断する
それぞれ詳しく解説します。
レチノールの使用頻度を落とす
レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合は、レチノールの使用頻度を落としましょう。
使用頻度を落とせばA反応も抑えられるため、ニキビも改善に向かうと期待できます。
肌の調子がよくなったらまたレチノールの使用頻度を増やす形が、肌への負担を抑える上でもおすすめです。
ニキビを抑制する化粧品を使う
レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合は、ニキビを抑制する化粧品を使いましょう。
ニキビに適したスキンケアをおこなうことで、A反応によるニキビが落ち着く可能性があります。おすすめの成分は、ニキビの炎症や肌荒れを抑える作用があるグリチルリチン酸です。
なお、油分や油脂の多い化粧品はニキビ増加の原因になる場合があるため、ニキビが悪化しているときは避けましょう。
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ニキビを触らない
レチノールの使い始めにニキビが悪化しても、極力手で触らないようにしましょう。
手でニキビを触ると肌が刺激を感じ、症状が余計に悪化する恐れがあります。無理に皮脂を押し出したりニキビを潰したりするのも、よくありません。
症状があまりにもひどい場合は使用を中断する
レチノールを使い始めてからニキビが増え、症状があまりにもひどい場合は一旦レチノールの使用を中断しましょう。
A反応が出ている最中も基本的にはレチノールを使用可能ですが、症状がひどい場合は例外だからです。肌の赤みや皮剥け、痛みやかゆみなどの症状が強い場合や、ニキビに血がにじんでいる場合はすぐにレチノールの使用を中止しましょう。
レチノールの使用を中止しても症状が治まらない場合は、肌トラブルの原因が他にあると考えられるため、皮膚科で相談してみてください。
レチノールの使い始めにニキビが悪化した人におすすめのスキンケア
レチノールの使い始めにニキビが悪化した方には、次のスキンケアがおすすめです。
- Antibacスキンケアシリーズ(化粧水・美容液・クリーム)
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Antibac スポットコレクター
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TerpinaC スポットパッチ
Antibacスキンケアシリーズ(化粧水・美容液・クリーム)
レチノールの使い始めにニキビが悪化した方には、Antibacスキンケアシリーズがおすすめです。
ジェルクリーム以外には、皮脂のバランスを整える成分であるセピコントロールA5を配合しています。化粧水はトナーとエッセンスローションの2種類があり、使用感や肌悩みに合わせて選択可能です。
さっぱりとした使用感がお好みの方にはトナー、しっとり系がお好みの方や肌の赤みを落ち着かせたい方にはエッセンスローションが適しています。
アンプル(美容液)には鎮静ケア成分、ジェルクリームには肌トラブルを防ぐ甘草エキスを配合しました。
いずれの商品もニキビ肌適合臨床テスト済みで、4週間の使用で皮膚油分・皮脂の減少、黒ニキビと白ニキビの減少が確認されています。
皮膚科低刺激テストもクリアしているため、レチノールの使い始めで刺激を受けやすい肌にも安心して使用可能です。
>>アンプル(美容液)はこちら<<
Antibac スポットコレクター
Antibacスポットコレクターは、ニキビを早く鎮めたいときにおすすめのスポットクリームです。
皮脂バランスを整える成分のセピコントロールA5配合で、肌を健やかな状態へと導きます。角質を柔らかくする作用と殺菌作用を持つサリチル酸も配合で、できてしまったニキビにアプローチが可能です。
なお、ニキビの炎症を抑えるグリチルリチン酸も配合しています。
注意点としてサリチル酸とレチノールの併用は、乾燥や赤みの原因になる恐れがあるため推奨されていません。
レチノール使用中にAntibacスポットコレクターを取り入れる場合は、一緒に使用しないよう注意が必要です。
最低でも1日置きの使用、肌状態が好ましくない場合は1週間ごとの使用をおすすめします。
Antibacスポットコレクターは、ニキビ肌適合臨床テスト、皮膚科低刺激テストもクリア済みです。TerpinaC スポットパッチ
TerpinaCスポットパッチは、ついニキビを触ってしまう方におすすめのパッチです。
密着力に優れたパッチが、気になるニキビをケアしながらカバーします。
パッチは薄手で肌に貼っても目立ちませんし、パッチを貼ったあともメイクが可能です。
TerpinaCスポットパッチでは、ニキビケア成分としてティーツリー葉油を採用しています。
ティーツリー葉油は高い抗菌・抗真菌作用を持っており、ニキビの炎症を早く鎮めたいときに最適です。
【注意】レチノールを使用してもニキビを繰り返す人もいる
もともとニキビができやすい体質の方は、レチノールを使用してもニキビを繰り返す場合があります。レチノールで角質が除去されても、肌のバリア機能が正常に回復していない場合、またすぐに毛穴がふさがってニキビが発生するからです。
肌のバリア機能と皮脂とニキビ菌がトラブルを起こしやすいバランスのとき、ニキビが発生します。
A反応関係なく何度もニキビができる場合は、レチノールのみで解決しようとするのではなく、根本的なニキビケアも検討しましょう。
ニキビ用のスキンケアを使用したり生活習慣を見直したりすれば、ニキビが改善に向かう場合もあります。
生活習慣を改善する場合は、ビタミンB郡やビタミンCを含む食品を積極的に摂り、7~8時間睡眠を心がけましょう。
※「h2: レチノールの使い始めにニキビが悪化した人におすすめのスキンケア」のあとに、次の見出しを追加
ニキビ肌の人におすすめのレチノール
ニキビ肌でレチノールのA反応が心配な方には、ドクターオラクルの「レチノタイトニングシリーズ」がおすすめです。
ラインナップはアンプルとクリームとトナーの3種類で、ニキビの炎症抑制成分としてグリチルリチン酸、保湿成分としてヒアルロン酸やグリセリンを配合しています。
クリームとトナーにはセラミドも配合しているため、乾燥肌でニキビがよくできる方におすすめです。
トナーには、抗菌に役立つ植物成分や、皮脂バランス調整に役立つコハク酸も配合しています。
レチノール濃度はアンプルが0.1%、クリームが0.05%、トナーは0.01%です。
いずれも皮膚低刺激テスト済みのため、低濃度かつ肌トラブルが起きにくいレチノールをお探しの方に適しています。
レチノタイトニングシリーズは全顔に使用可能ですが、初めてレチノールを使用する方には濃度の低いクリームとトナーがおすすめです。
レチノールでのニキビ悪化は一時的なもの!
A反応が落ち着くまで様子を見て
レチノールの使い始めは、A反応によりニキビが悪化したように感じる場合があります。しかし、肌がレチノールに慣れればA反応は治まるため、過度の心配は不要です。
レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合は、ニキビを抑制する化粧品でスキンケアをおこないましょう。
グリチルリチン酸が配合された化粧品は、ニキビの炎症や肌荒れを抑えられるためおすすめです。
ニキビ用化粧品選びにお悩みの方には、ドクターオラクルのAntibacスキンケアシリーズをおすすめします。
いずれの商品もニキビ肌適合臨床テストにより、皮膚油分と皮脂の減少、黒ニキビと白ニキビの減少を確認済みです。
皮膚科低刺激テストもクリアしているため、レチノールの使い始めで敏感になった肌にも安心してお使いいただけます。
レチノールの使い始めにニキビが悪化してお困りの方は、ぜひ検討してみてください。