日焼け止めを塗ると、ニキビが悪化すると言われることもあります。
しかし、日焼け止めでニキビができる原因さえ知っておけば、ニキビの悪化を防ぐことは可能です。
本記事では、日焼け止めでニキビが悪化する原因や、日焼け止めの正しい選び方や塗り方などをまとめています。
ニキビができにくいおすすめの日焼け止めも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
日焼け止めでニキビが悪化する・できる原因
日焼け止めでニキビが悪化する・できる原因は、次のとおりです。-
油分の多い日焼け止めを使用している
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日焼け止めをきちんと落とせていない
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古い日焼け止めを使用している
それぞれ詳しく解説します。
油分の多い日焼け止めを使用している場合、ニキビが悪化しやすいため注意が必要です。
ニキビの原因であるアクネ菌は油分をエサにして繁殖し、肌の炎症を引き起こします。
日焼け止めによりニキビが悪化した方は、油分の少ない日焼け止めに変更しましょう。
なお、思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が原因のため、油分の少ない日焼け止めを選ぶことがとくに重要です。
日焼け止めをきちんと落とせていないことも、ニキビの悪化に繋がります。
落としきれなかった日焼け止めが毛穴に詰まると、ニキビの原因になったり肌を酸化させたりするからです。
落ちにくい日焼け止めを使用している場合は、とくに念入りにクレンジングと洗顔をおこないましょう。
古い日焼け止めの使用もニキビの悪化に繋がります。
開封済みの古い日焼け止めは、中身が空気に触れて酸化していたり、細菌が繁殖していたりする恐れがあるからです。
一般的には、日焼け止めは開封後1年間は使用できると言われています。
しかし、開封後1年経った日焼け止めは中身が劣化している恐れがあり、あまりおすすめはできません。
日焼け止めの効果が落ちている場合もあるため、開封後はワンシーズンを目安に買い替えましょう。
日焼け止めが劣化しているサインを次にまとめました。
- 変色している
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変な匂いがする
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成分が分離している
上記に当てはまる場合は、たとえ使用期限内であっても処分しましょう。
未開封の古い日焼け止めがある場合は、パッケージに記載されている使用期限内であれば使用できます。
使用期限が記載されていない場合は製造から3年以内が目安のため、未開封の場合でも3年以内に使い切りましょう。
ニキビがあっても日焼け止めを塗るべき理由
ニキビができていても日焼け止めを塗るべき理由は、次のとおりです。
- 紫外線がニキビを悪化させる
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日焼けで皮膚のバリア機能が低下する
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ニキビ跡がシミになる恐れがある
それぞれ詳しく解説します。
紫外線はニキビを悪化させるため、ニキビができているときも必ず日焼け止めは塗りましょう。
ニキビの原因であるアクネ菌が分泌する物質に紫外線が当たると、活性酸素が発生するからです。
紫外線は肌表面を乾燥させてバリア機能を低下させるため、ニキビを予防したい方は注意が必要です。
バリア機能の低下により肌のターンオーバーが乱れると、角質層が厚くなり毛穴をふさいでしまいます。
毛穴がふさがれるとよくない理由は、皮脂を排出できなくなるからです。
ニキビの原因であるアクネ菌は皮脂をエサにして繁殖するため、毛穴の詰まりには十分注意しましょう。
紫外線により厚くなった角質層は、水分保持力が弱い状態です。
すると、水分を逃さないようにするために皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まる場合があります。
紫外線自体も皮脂の過剰分泌を招くため、ニキビを増やさないためにも日焼け止めはきちんと塗りましょう。
日焼けをするとニキビ跡がシミになる危険性を高める恐れがあるため、注意が必要です。
ニキビの炎症で過剰な防御反応が出ると、メラノサイトでメラニン色素が過剰に生成され、ニキビが落ち着いた頃に色素沈着を起こす場合があります。
メラニン色素が過剰生成されているところに紫外線の影響が重なると、より色素沈着を起こしやすくなるため、日焼け止めは必ず塗りましょう。
UVAは年中降り注いでいるうえに日々蓄積されているため、ニキビ跡のシミを防ぐためには季節問わず日焼け止めを塗る必要があります。
ニキビの上から日焼け止めを塗っても大丈夫!
基本的には、ニキビの上から日焼け止めを塗っても問題ありません。
紫外線のダメージから肌を守るためには、むしろ日焼け止めを塗るべきです。
しかし、ニキビができやすい肌はデリケートなため、肌への負担が少ない日焼け止めを選びましょう。
油分の多いファンデーションはニキビの原因になる場合があるため、オイルフリーのものやパウダーファンデーションを使用しましょう。
ニキビ肌向け!日焼け止めの選び方
ニキビ肌の方が日焼け止めを選ぶ際のポイントは、次のとおりです。
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ノンコメドジェニックテスト済みのものを選ぶ
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活動内容や外出時間に合わせてSPFとPAを選択する
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肌に優しい処方のものを選ぶ
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伸びがよいものを選ぶ
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保湿効果のあるものを選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
ニキビ肌の方は、ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めを選びましょう。
ノンコメドジェニックテストとは、製品を繰り返し塗布し、ニキビの初期症状が一定の基準で現れていないことを確認するものです。
ニキビができない保証があるわけではありませんが、ニキビができにくい日焼け止めのため、比較的安心して使用できます。
日焼け止めを選ぶ際は、活動内容や外出時間に合わせたSPFとPAの選択も大切です。
SPFはUVBをカットする効果を1~50の数値で表したもので、SPF50を超える日焼け止めは、SPF50+と表記されます。
PAは、UVAをカットする効果を+~++++の4段階で表したものです。
利用シーンごとの最適なSPFとPAを次にまとめました。
利用シーン |
SPF |
PA |
短時間の買い物、散歩 |
10~20 |
+~++ |
短時間の軽いスポーツやレジャー |
20~40 |
++~+++ |
炎天下でのレジャーや海水浴 |
40~50+ |
+++~++++ |
長時間の炎天下での活動、アウトドアレジャー |
50+ |
++++ |
SPFとPAの数値が高いほど紫外線防止効果は高いですが、その分肌への刺激も増すと言われています。
しかし、近年はSPFとPAが高くても肌に優しい日焼け止めも増えているため、肌への刺激に関して過度の心配は不要です。
ニキビ肌の方は、肌に優しい処方の日焼け止めを選びましょう。
肌に優しい日焼け止めには、次のような記載があります。
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ノンケミカル
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無香料
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無着色
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オイルフリー
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皮膚科医テスト済み
肌が敏感になっているときは、紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルの日焼け止めを選ぶと安心です。
紫外線吸収剤は、まれにかゆみや赤みを引き起こす場合があると言われています。
しかし、近年は紫外線吸収剤配合でも肌に優しい日焼け止めも増えているため、過度に心配する必要はありません。
ニキビ肌の方は、伸びがよい日焼け止めを選びましょう。
日焼け止めの伸びが悪いと肌に塗る際に摩擦が生じ、刺激になってしまいます。
伸びがよく軽いつけ心地の日焼け止めだと、ベタつきも気になりにくいためおすすめです。
ニキビ肌の方は、保湿効果のある日焼け止めを選びましょう。
肌の乾燥は皮脂の過剰分泌に繋がり、ニキビの原因になるからです。
しっかりと保湿された肌はバリア機能が働くため、乾燥している状態よりも紫外線の影響を受けにくくなります。
保湿効果のある日焼け止めを選ぶのみでなく、スキンケアでも保湿を重視しましょう。
ニキビを悪化させない日焼け止めの塗り方
ニキビを悪化させないためにも、日焼け止めを塗る際は次の点を押さえておきましょう。
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必ず使用量を守る
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5点置きしてやさしく伸ばす
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こまめに塗り直す
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帰宅したらすぐに落とす
それぞれ詳しく解説します。
日焼け止めを塗る際は、必ずパッケージに記載されている使用量を守りましょう。
量が多すぎると肌への負担になりますし、少なすぎると紫外線をきちんと防止できません。
使用量は商品によって異なりますが、クリームタイプの場合はパール粒2個分が目安です。
日焼け止めを塗る際は、額・両頬・鼻先・あごの5点に置き、中指と薬指を使って顔の内側から外側に向かってやさしく伸ばしましょう。
5点置きしてから伸ばすと日焼け止めをムラなく塗れるため、紫外線からきちんと肌を守れます。
額・両頬・鼻・あごなど日焼けしやすい部位は、全体に日焼け止めを塗ったあとに重ね塗りするのがおすすめです。
日焼け止めは汗や水分で流れ落ちて効果が薄れるため、こまめに塗り直しましょう。
汗をかいたときや運動時は2~3時間おき、海やプールでは30分おきの塗り直しがおすすめです。
化粧をしている場合は、ティッシュで皮脂や汗をおさえてから、UVカット効果のあるファンデーションやパウダーを使用しましょう。
日焼け止めを長時間つけたままだとニキビの原因になるため、帰宅したらすぐに落としましょう。
時間が経った日焼け止めや皮脂汚れなどは、肌への刺激になります。
日焼け止めを落とす際は水洗いではなく、必ずクレンジングや洗顔料を使用しましょう。
ニキビ肌におすすめ!ニキビができにくい日焼け止め
ニキビ肌の方におすすめの日焼け止めは、Antibacダーマライトサンエッセンスです。
脂性肌・敏感肌用のノンコメドジェニックの日焼け止めで、次の成分を配合しています。
成分 |
効果 |
オキナグサ 西洋タンポポ 菊エキス ヒノキなど |
皮脂バランスを整える |
セピコントロールA5 |
皮脂バランスを整え、肌を健やかに保つ |
ツボクサエキス ティーツリー |
肌にうるおいを与える 荒れた肌を落ち着かせる |
SPF50+、PA+++で紫外線防止効果は高いですが、皮膚科低刺激テスト済みのため肌が弱い方でも比較的安心です。
つけ心地がよい点もAntibacダーマライトサンエッセンスの強みで、口コミでは美容液のようだとコメントをいただいています。
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ニキビがあるときも日焼け止めは必要!負担の少ない商品を選ぼう
紫外線はニキビを悪化させるため、ニキビができているときも日焼け止めを塗る必要があります。ただし、ニキビができやすい肌はデリケートなので、低刺激な日焼け止めを選びましょう。
皮膚科医テスト済みかつノンコメドジェニックの日焼け止めであれば、ニキビができにくく肌への負担も少ないと判断できます。
ニキビ肌の方におすすめの日焼け止めは、Antibacダーマライトサンエッセンスです。脂性肌・敏感肌用のノンコメドジェニックの日焼け止めで、皮膚科低刺激テストも実施しています。
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